皆さんこんにちは。 福岡市城南区鳥飼にあります、少人数制ヨガピラティススタジオの『studioIMPROVE』にてレッスンを担当しているNARUMIです。
今回は、ホットヨガと常温のヨガの違いについてお伝えします。

お客様からホットヨガとヨガの違いについて多くの質問をいただきます。 近年、両方のスタジオが増えてきており、どちらを選べば良いのか、悩んでいる方も少なくないはず。

今回この記事を見て頂くと、目的に合ったスタジオ選びの参考になるかと思います。

ホットヨガについて

ホットヨガは、ヒーターで温めていたり、岩盤で温めていたり、温め方はそれぞれですが、大量の汗をかくような環境で行うものの事を言います。 スタジオによってさまざまですが、室温35度～40度、湿度50%～65%の施設が一般的です。これはヨガの発祥であるインドの気候を模したものとも言われています。 また、そもそもホットヨガはビクラムヨガと言われており、ビクラムチョードリーという方が1970年に東京で開いたスタジオがはじまりだとか。

意外にも、はじまりは日本なんです。 では、ホットヨガにはどのような効果があるのでしょう。 いくつかあげてみます。

ダイエット効果

おそらく多くの女性がこのダイエット効果を期待しているのではないでしょうか。普通のヨガと同じく、インナーマッスルを鍛えられ、それによって基礎代謝を高める事ができます。ちょっとしたサウナのようにその場にいるだけで汗をかくような室温の中でヨガを行います。

現代社会では、冷房の普及で夏でもあまり汗をかかないため、それが原因で痩せにくい体質になっているという人も少なくありません。そういった場合、ホットヨガの発汗を促す環境は、ダイエット効果として抜群だと言えます。

美肌効果

高い温度と湿度で発汗を促す環境はダイエットだけでなく、肌にも良い影響が期待出来ます。お肌の調子が悪くなる原因には体内に老廃物が溜まっている場合があります。この老廃物を、ホットヨガでの大量の発汗で排出し体の中をキレイに保つことでお肌の調子を改善し、美肌になることができるのです。

肩こりや腰痛の解消

あたたかい場所では日常生活で凝り固まった肩や腰の筋肉をよりほぐしやすくなります。これは通常のヨガでも同様の効果がありますが、ホットヨガの場合、その環境のおかげで普段以上に実感できるでしょう。

冷え性の改善効果

ホットヨガの最大の効果として、冷え性の改善があげられます。高い室温の中で長時間ヨガを行うことで身体の芯から温まる事ができます。これによって冷え性の改善が見込めます。

また、冷え性の原因のひとつにリンパや血行の流れの不全があります。仕事柄、または加齢によってリンパの流れが滞ることがありますが、ヨガのポーズをとる事で改善していき、循環をスムーズにすることで冷え性を改善する効果が見込めます。

ホットヨガで気をつけなければならないこと

他にもさまざまな効果が期待できるホットヨガですが、実は気をつけなければならない事もあります。 まずは体調面です。室温、湿度ともに、本来の日本の気候ではない設定のため、体調がすぐれない時や熱っぽい状態でレッスンを受けるのは危険です。

ホットヨガでは60分レッスンの場合最低でも水分を1リットルほど補給することが望ましいのですが、あまりにも水分補給が足りていないと脱水症状や熱中症になる危険性もあります。 また、通常人間の体温は自律神経によって調節されていますが、人工的に作られた環境に頻繁に入り続けると神経系の働きが乱れる可能性もあります。

まとめ

ヨガで期待できる効果として、筋力アップやバランス力集中力アップがあげられますが、ホットヨガでも常温のヨガでもその効果に差は無いと言われています。

それぞれ良い部分はありますが、私自身の経験からすると、普段は常温のヨガを中心に行い、1ヶ月に1～2回程度のホットヨガを行う形であれば、とても健康的なのではと感じています。

忘れてはならないのが、ヨガは自身の健康のために行うべきだということ。無理をして頑張りすぎては本末転倒です。 ご自身の体調と体力レベルに合ったヨガを選んでみて下さいね。 ヨガで快適な生活を送りましょう！